真っ白のベッドに入る。
少しだけ落ち着いた。






——……ガラガラ


……?
誰か来たみたい。

ここからはカーテンがしめてあるから、誰が来たか分からなかった。





「ゲホ…ッ」


…せき?








その時だった。








「あら、有沢さん?」



保健の先生の声だ。


てか……
有沢さん!!?






「あの…先生、昨日から風邪気味で…」

「アラ、そうなの。
ていうかアナタ、メガネは??」




メガネ??




俺はその時、朝亮が言った言葉を思い出した。



今日、廊下ですれ違った三つ編みの女……



有沢さん!??