「ハイ、じゃあここの問題分かる奴」


あーやばい…

頭、超いてー…



俺が顔をふせてると、隣のあの女が喋りかけてきた。




「敦陽くん?
どーかしたあ?」

「……あたま…」

「?」

「…あたま……いてー…」

「え!?…敦陽くん!大丈夫!?…うわっ」



仲居が俺のひたいに手を当てた。



「敦陽くん、超熱あるっちょ…先生!」

「どうした仲居ー」

「敦陽くん、めっちゃ熱あります!」

「そ、そうか!じゃあちょっと、仲居保健室に連れてってやれ!」

「わ、分かりました!
敦陽くん、行こ!」