「ったく…昼休みっつ―のに。 もう時間ね―じゃん」 俺、白波 敦陽。 何かしらね―けど、モテてるらしい。 告白してくる奴は、振られるって分かってるから 皆、キス目当て。 周りから見たら、俺って完璧に軽い男だよな(汗) んまあ、そんなの別に気にしてね―けど。 教室に戻ろうと、廊下を歩いた。 昼休みだから、廊下を歩いてるのは 俺だけだった――… 曲がり角で、曲がろうとしていた時だった。