3年生の私達は、もうすぐ高校生になり、みんな別々になる。 それはやっぱり寂しいもので… ドンッ。 誰かに背中を押された私は少しバランスを崩しながらも後ろを見ると、 そこには、満面の笑みで陽菜が立っていた。 「おっはよー!」 朝からよくこんなに声がでるものだ。 「おはよ」 「テンション低いな〜」 「陽菜が高すぎなだけでしょ」