次の瞬間、後ろから口を塞がれ、お腹に腕が回された。



「んっ!!んんー!!!」


ジタバタもがくも、手は離れてくれない。



これは明らかに男の力。


どうにかして逃げなきゃ!!



必死に抵抗してみたが、口を塞いでいた手が離れたかと思ったら、首の後ろを思い切り叩かれた。



そのまま私は意識を手放した。




玲奈……ごめんね……。


守ってあげられなくて……。