流れてで夕飯をご馳走になる事になった。


村田くんが部屋から出て行って、お母さんに夕飯は外で食べてくると連絡した。



携帯を鞄にしまって、脱力したようにベットに横になった。


夢じゃないんだ、現実なんだ。



裕太も亮くんも、逝っちゃった。



でも、亮くんは……自業自得だよ。


今まであんな酷い事してきたんだから……。




体を起こし、机の横にある大きな本棚の前へ。


本棚には難しそうな参考書がたくさん並べてあり、ホラー小説もズラリと並んでた。



「村田くん、ホラー小説読むんだ……」


本を一冊手に取って、ベットの方に戻ろうと振り返った時。

ふと……机の上に置いてある、一冊のフォトアルバムが目に映った。