「丸川くんに、何かされたの……?」


破られた沈黙。

彼はこころなしか、言いにくそうな話し方だった。




「私……」


震える声と体。
大きな悲しみと、大きくなっていく怒りの感情。




「あいつに……」


私は、絶対に……。





「丸川亮に、無理矢理犯された……体を汚されたの」



この先、何年経っても確実に……。


私はあいつを許す事はできないだろう。