「はいはい。イチャつかないで早く玲奈は手を動かして。」



「イチャついてない!」



「そうかしら?」



美奈子はニヤニヤしながらいじってきた



「美奈子これくらい許せよ。俺玲奈不足なんだから。」



本城さんのことで勝手に不安になってバカみたいだ



たぶん、なにも心配なんていらなかった



「渋谷君!なにサボってるの〜?まだこっち終わってないんだから〜」



「さっき終わったんじゃねぇの?」



「まだ入り口と出口の看板ができてないの。」



「つけるときよんで。それまで本城たちでもできるだろ?」



「いいから〜」



本城さんが蓮の手を引っ張る



目の前に私がいるのに…



「わーったよ。後でいくから。」



やっと蓮と入れると思ったのに



「せっかく玲奈と入れると思ったのに。」



「え??ふふっ、同じこと考えてる。」