これ以上、なにも言ってはいけない気がしてすぐ家に帰った。 眠りにつく時、思い出すのは 椎名君の、笑顔と悲しい顔… マルを撫でる優しい手。 「椎名君、良い人だ。」 冷たい人。 そう思っていたけれど、今はそんな事これっぽっちも思ってなくって… ただ、 もっと知りたい、 椎名君の事もっと見ていたい。 ってそう思った。