あいつは、電車に乗れないレベルの閉所恐怖症だ。



鍵のかかっていて尚且つ、こんな狭い準備室だ。



「ジロー・・・」



「ど、どうしたー!?」



「3世はいたんだけど・・・あのな・・・えっとな・・・」



俺には、言いたいことがよくわかった。
もう、言わなくていい、佳祐。



「めっちゃぐちゃごえーーーよぉぉ!!」



「「「佳祐ー!!」」」



救出する人が増えただけだった。