「由依───…っ」
やっぱり我慢できなくて由依の腕を掴んだ。
「由依、お前…」
朝からおかしいとは思っていた。
最近、目の下にクマができていて心配だったが今日は特にふらふらしていた。
そんな時に受けた呼び出し。
なかなか帰ってこない由依を探しに行くと由依だけが出て来た。
ふらつき度は増しているようだった。
どうしてさっき気づかなかったんだろうか。
「熱があるじゃねぇかよ…」
熱く、息も荒い。
もう一度チャンスをくれ。
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