ある6月の昼下がり。


僕とは無関係に程遠い高校の女神

改め、この教室という名の世界で唯一の女子の勝ち組。

たった1人の勝ち組である彼女が。


僕に話しかけた。

そこから見える世界は少しだけ

少しだけ、だけど。


いつものうざったい教室よりも何倍も輝いて見えた。





  
   ┥…澤田光輝の記憶より…┝