「会わない...っ、」
由依は、会わない と繰り返し言う。
「そんなの認めねぇ、絶対離したりしねぇよ」
1度言うと止められない
「由依が好きなんだよ──っ」
とうとう、言ってしまった。
「.........ごめん。
...……………私、行くね」
俺の片想いはあっけなく終わってしまった。
由依は最後に俺の涙を手の甲で拭って、公園を出ていった。
残された俺は、放心状態のままふらつく足で家まで帰る。
新に、なんて言おう。
由依の泣き顔が頭から離れないままだ。
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