《如月由依side》


「澤田くん、この本好きなの?」



話しかけるタイミングなんてなかなか無い。


6月。雨ばかりの外を見ても何一つ楽しくない



という事で本を読もう、的な考えかもしれないと様子を伺っていたら本当に読んでる!


ここしかチャンスは無い!きっと


そこで私は話しかけたって訳。