「はーなー、そろそろ起きなさーい。」



私、山下花、高校2年生。


いつもと同じようにお母さんの声で目が覚める。


「花、そろそろ自分で起きろよな~。小学生じゃないんだから」


「お兄ちゃんだって人のこと言えないじゃん!」