4年生のクラスで私は仲の良かった友達が居た。

『佐々木美樹』ササキミキ

美樹ちゃん!と呼ばれていて、とてもお金持ち。
両親が離婚し、母親と祖父母と暮らしている。

『萩野幸』ハギノサチ

自分のことを「さっちゃん」と言っている。友達でいながらあまり好んではいなかった。

3人でバレンタインデーの前日の朝にこんな会話をしていた。

幸「さっちゃんさ、明日チョコ持ってくる!ばれないように!」

私「うん!私もばれんように持ってくるな!」

美「ゆみちゃんとさっちゃんには持ってくるわー!先生にばれたらやばいな!(笑)」

そんな会話をして、チャイムが鳴ったので席に座った。

すると、先生が教室に入ってきて言った。
「明日はバレンタインです。みなさん、特に女子!チョコレートは持ってこないで下さい!気持ちを伝えるなら手紙なとで…」

クラスじゅうが大騒ぎ。

私もこのときは男子にチョコをあげたり、「告白」なんて馬鹿らしいと感じていた。