二時間くらい経ったかなぁ



「グスッ…」

「落ち着いた?」

「うん…涼太、ありがとう…」

「いーえ。って、菜奈!」

「ほえ?っ!い、いひゃい…」

「いつまでも泣いてないの!ほら、
笑う!」

「は、はらひへほぉ…」

「変な顔ー!」

「ひほい!」

ふぅ…やっと話してくれた。

「変な顔やったわぁー」

「そんなに?あは!」

「うん、菜奈は笑顔が一番」

涼太…ほんっっとうに
ありがとう

「菜奈、諦めるな!めげずに侑李に
向かっていけ!」

「うん!諦めるものか!」

その時、隣の部屋の前で聞こえた。

《どーぞ》
《おっじゃましま〜す❤︎わぁ!侑李の
へやきれー❤︎》

侑李…

「菜奈、「大丈夫だから。」…え?」

涼太の言葉にかぶせていった。

「…頑張るから。今日はありがとう。」

「そっか。なんかあったらいうんだよ」

「うん。おじゃましました。」

そう言い、涼太の家、侑李の家を
後にした。