「はい、どぞー」

「…おじゃまします…美菜ちゃんは?」

美菜ちゃんとは、涼太たちの
お母さん。

「仕事。俺の部屋いってて。」

小さく頷くと、
涼太の部屋に行った。

涼太の部屋に行く途中、
侑李の部屋を通り過ぎたので、
また涙が出てきた。