すごいな、美幸は!


やっぱり頭の出来が違うのかな~!?


と悩ましげに美幸から視線を逸らすと……。



遠い距離にいた高橋くんと不意にバチッと目が合った!


「っ!……お、おい!亮介!!お前、それよりも昨日の試験どうだったんだよ!?」


「なんだよ、透には関係無ぇだろー?お前はサッサと帰ってもう一回寝てろよ!」


「は!?もう!?面倒くさいって!今から帰るのは!俺もまぜろよ!!」


と、高橋くんが目にも止まらぬ速さで後ろを振り返り、私の方へ背を向けてしまう。



???




「透が居てもみんなの邪魔になっちゃうわよ?まぁ、帰りにお昼奢ってくれるならいいけどね!」


「そうそう!少しは受験生をねぎらってよ!」


「なんで俺が真由美たちをねぎらわないとならないんだよ!」


「だってクラスメイトなんだから、当然でしょー?」


「あれ?お前、クラスメイトだったっけ??憶えがあまり……。」


「なっ!!ちょっと!?透!!」



アハハハハハッ