……………ということは。



勘付いて、そろ~っと再び女の子達の集団に視線を戻す私。




この集団って、


もしかして高橋くんの実質のファンクラブ!!?



うそ!!本当に有ったんだ!!



高橋くんは、このこと気づいてるのかな……!?




すると涙を流してた女の子がゆっくりと口を開く…。



「あの、先輩。よ、よかったら、その、…………………あ、あたしと付き合ってくださいっっ!!!」




え……。




思ってなかった展開に、私はその女の子を穴が空くほど見てしまった!!



「え………!?…………い、いや………それは…………、」



高橋くんも予想してなかったのか、かなり困惑している!!



「お、お願いします!!!あ、あたし、…………先輩が卒業する前に、告白したかったんです!!!だから………、お友達っていうのもおこがましいんですけど、最初はそれでもいいのでっ!!!!」



女の子は並々ならぬ決意で来てるみたいで、なかなか引き下がらない様子だ。