そして。



「それから、俺……………、」





……………え?




高橋くんが何か言いたそうに、私に眼差しを注いでくる……!



そして絞り出すような声で彼は言った。





「………………………………受験、応援してる…から。」




「……………え??じゅ、受験???」




な、なんだ!



受験のことか!!



何かと思っちゃった……!



「うん。ありがとう…!頑張るね。」



「……………うん。」



それから今度は高橋くんにキュッと手を少しだけ強く握られた!!





!!!??






どどどどどうしようっ!!?


たたた高橋くんに、手をっ!!



私はまたパニックになる!!




するとその時、廊下から声がした!!



「あれ!!?もしかして高橋先輩っ!!?」