私を置き去りにして淡々と話は進んでいき、私は1人要の元に取り残された
「これから遠藤の勉強見るの？」
「う、うん。赤点多いと部活謹慎だから誠哉も必死で」
「つーか明日土曜じゃん」
「ウチの学校、テスト期間の最終日は土曜なんだよね」
「へー南高って結構ストイックだなー」
軽く笑い、楽しそうにする要
けど・・・そんな事が話したいわけじゃないんだよね？
一体、何のよう？
「要」
「ん？」
・・・そう聞けたら楽なんだけど、簡単にはいかない。
「えっと・・・」
やっぱりちょっと聞きづらい
「んー気になってるとこ悪いけど、とりあえず今日は止めとくよ」
「えっ・・・」
そんな勿体ぶらなくても
「このままじゃ気になって明日のテストに集中出来ないんですけど」
