そう思いながら隣に視線をやると





「あれ?!」






隣にいた筈の秋くんは忽然と居なくなっていた








「秋翔くんなら、私と入れ違うようにしてアッチ行っちゃったけど」





そっか・・・残念っ






「ゆかりん。私、秋くんと普通に話せるようになったよ。」






「まじ?!なにその急展開!」






「この紙がキッカケをくれたの」






驚くゆかりんにひらりとさっき秋くんにもらったお題紙を見せる






「あぁ、そういうこと!良かったじゃん!!」





「うんっ♪」





本当に良かった。





本当に、ほんとうにっ。






「実況が"アタリアタリ"って連呼するもんだからあたしてっきり"好きな人"とかベタに引いたのかと思ってたよ」






「あ、あははっ」





実はあたしもそんなベタな展開かもとかちょーっと期待しちゃっ出たんだよね・・・お恥ずかしい・・・