「・・・ありがとう。」
しょうがないことだけど。
あーあ。
もぉ〜変なテンションに任せて告白なんかしないで良かった。
玉砕してしまう所か、また変な空気作っちゃうところだった。
「でも」
・・・ん?
「俺とも遊んでよ。またトランプでもしてさ」
「え・・・」
「流石に桐谷さんのことは慣れたし、多分俺も普通に出来るから」
「・・・秋くんっ」
不意打ち。
まるで現実じゃない、夢のような気分
目の前の彼の笑顔は眩しいくらい輝いていて
「ほら、グラウンド戻らないと閉会式始まる」
手招きしてくれる彼の元へ
「うんっ」
向かう足取りはすごく軽く