「つか、そろそろ冷めただろーし戻らないと」
しゃがみこんでいた秋くんは思い立ったように軽々しく立ち上がった
「あ・・・」
「何?」
あ・・条件反射で、つい声出ちゃった
でも・・・もう行っちゃうのかと思うと・・・寂しい
「・・・」
「・・・ナニ?」
「え、あー・・・」
・・・普通に話せるようになって・・・早速調子乗ってるかも・・・ワタシ
そんな自分の脳内に過ぎったのは"告白"の二文字
言える雰囲気。
じゃないのは確かなのに、なんで・・・そんなこと思い浮かんだんだろう
「桐谷さん?」
「えーっと・・・」
落ち着け、ワタシ
嬉しいのは分かった。
けど・・・