そんな気持ちに応えるかのようにグラウンドからかなり離れた校舎裏に着くとピタリと立ち止まり






私の腕を掴む手も呆気なく離された







「・・・あ、秋くん?」








「あー・・・ハズッ」







やっと見えた顔は・・・赤面?//






「秋くん・・・これは一体・・・?」







疑問で一杯の私に顔を赤くした秋くんは一枚の紙切れを無愛想に差し出した







「何これ?」






開いて中を見てみると







"異性の年上"と書かれていた






「あ・・・そういうこと。」






でも、






「なんで私?」







あの日以来一切会っていなかった私をどうして?






「先生とか、沙織先輩とか・・・」






年上の人なんてたくさんいるのに