「何って・・・えっと・・・」
どうしようっ全然応援に集中出来てないっ
ーー「おおっと?!早くもゴールする選手が出てきたがアタリを引いた日向選手はまだ何もしていないぞ?!」
「ど、どどどどどーしよっ」
ーー「お?!白組にも一人手こずっている選手が?!こ、これは!?勝敗は二人に掛かっているのか?!」
「あーお前、あいつ見てたのか」
「だって、嬉しいとか最初思っちゃったけど、そんなことより秋くんが困ってるのに何も出来ることなくてっ」
「そりゃあ、まあ競技中だからな。いくら同じ赤組だとはいえ・・・・・・って、アレ?」
「ん?」
突然、誠哉の口が止まって何処か一点を見つめていた
何事かと思い、誠哉の視線を追うと