たくさんの人でよく見えないけど私と誠哉は一生懸命ゆかりんを探していると
「あっ・・・」
ある人を見つけて私の意識は一気に持って行かれた
本当に・・・心は正直だ
ドクンと脈を打ち、心は一気に制覇される
「あきくんっ・・・」
・・・いつぶりだろう
本当に見かけることすらあの日以来で
なんとも言えない感情が押し寄せる
久しぶりの秋くんに感動しながらも自然と目で彼を追う
すると、しゃがんでカプセルを手にして中の紙を読んでいる様子だけど
「・・・なんだか」
お題の紙を手にしてから暫く、固まったように微動だにしない秋くん
気のせいかな?
少し・・・顔も青ざめている・・・ような