「なあなあ見た?!見たよな?!見ただろ?!?!」







「見たよー!神谷先輩凄かったね」






「ーッ?!ちげーよばか!どこ見てんだよあほ!!」







「んな!?アホとは何よチビ!!!」










「はぁ?!誰に向かって言ってんだよ!!」









「目の前のチビに向かって言ってるんですぅ〜」







「てめーよりデケーよドあほ!!!」








「んもぉー。この歳にまでなってて低レベルな喧嘩しないでよね」









止まらない私と誠哉を見兼ねて間に入るゆかりん





いや・・・呆れて、かな?







「由香梨〜だってこいつが」







「だっても何も、神谷先輩が1位だったんだから双葉にはそう映るでしょーよ」







「ゔ・・・」







9月のとある土曜日




私達の通う高校は体育祭の真っ最中