「沙織先輩のお家ってどの辺りなんですか・・・??」







「ん?あそこ!」






「へ・・・近っ?!」







自分の背後に学校が見えなくなった途端目の前に先輩の家が見えてくるというほど






学校から数メートルの場所にそびえ立ついたって普通の戸建





自転車なら一分二分でついてしまうんじゃないかって位の近さ








「近いでしょー?毎朝めっちゃ助かってるのよ♪」







「ふむ。これはこの学校受験したくなっちゃいますね!」








「でしょ?私がこの学校受験決めたのもその理由だし♪」












って言うか・・・


「待ってくださいっ!心の準備がっっ」








先輩の家の玄関前立ち、ガタガタ震える足に頑張って力を入れる








沙織先輩のお家初めてだし





弟くんと仲良くなれなかったらそもそもこの任務成立しないし