「双葉ー！迎えきたよー！！」






「あ、沙織先輩っ！」






放課後を迎えると教室の出入り口にて元気よく沙織先輩が声をかけてくれた







私は焦げ茶色のスクールバックを手にして沙織先輩の元へと駆け寄る








「よし！じゃあ行こっか！」






「はい！」







「双葉、今日日向先輩と帰るのか？」






「そうだよーん！へへーん！！羨ましいだろ〜♪」






教室から出ようとした際、不思議そうに声をかけてくる誠哉とその隣に立つゆかりん





2人は部活に行くところなんだろうね





「リアルに羨ましいんだけど」







「2人で何処か出かけられるんですか？」







「今日は双葉に家来てもらおうと思って！」






「え！ズルイです！！」






「俺も行きてえ！」








「2人は部活ない時今度おいでよ！
それに今日は遊びじゃなくて、双葉には家庭教師やってもらおうと思って！」