キスも・・・






私が叩いてしまったことも・・・







何もかもなかったかのように







「俺、アンタみたいな奴嫌いなんだよ」

















・・・え






いま・・・なんて・・・?








秋くんは







私が・・・嫌い?








私は・・・








ワタシは・・・







「・・・」







頭の中が真っ白になった







何も考えられなくて







言葉を理解できなくて







理解し難くて・・・








その時、バタンとドアが開き閉めされた音が突然脳内に届いた






「ただいまー!」






あっ・・・






・・・亜子ちゃんの声







「あれ・・・秋翔ー!双葉ー!!居ないのー?!」