気づいてたって言うか、誠哉は昔からこんな感じだったもんね〜
「誠哉の学力ってこんなもんだったの?!やばいよこれ!部長に報告しなきゃ」
「な、なんで部長なんだよ!!勉強と部活かんけーねーだろ!」
「なに言ってんのよ!勉強と両立できてないなら誠哉の練習メニュー調整入れなきゃ!」
「は?!マジで?!勘弁してくれよぉぉ」
ゆかりんのノートを写しながら嘆く誠哉
写す手は止まることないとか、その辺は流石というべきか・・・
そんなとき、高校生にとっての貴重な昼休みの終わりを告げるチャイムが鳴り
5限目の授業担当の先生が教室に入ってきた
「やっべ!後半写せてねーのに!!」
「もう、丸暗記しちゃいなよ♪」
「双葉、それは流石に不可能でしょ」
「いや、俺はやるっ!」
そう意気込んでゆかりんのノートと睨めっこを始める誠哉