「うん。きて欲しい。」
総司さんがパァァッと花が咲いたように笑顔になる。
「ふふ、分かりました。あたし総司さんと同じ部屋にします。」
「そうか。分かった。あと、お前は俺の小姓にもなってもらうからな。」
「こしょ…う?」
「知らないのか?まぁ、その人の世話する仕事だ。」
「あたしは自分の仕事で精一杯なんでそれはやめておきます。」
「命令だ。」
「…うっ。め、命令なら仕方ないですね。分かりました。土方さんの小姓になります。」
あたし、命令に弱いんだよね…
こうしてあたしは総司さんと同じ部屋を使うこととなり、土方さんの小姓になった。