「先生さ・・・・・・」

「なに?」

「いや・・・・やっぱいいや。とにかく、何かあったらすぐ連絡、分かった?」

「・・・・・」

「返事」

「何も・・・・何も無かったら?」

「え・・・」


(お酒のせい?)


「もう一切関わらないのが一番だね。学校でも、もちろん電話も」


「先生やっぱ、きょう・・」

「分かったから!」


言いかけた慧の言葉を遮る。


「・・白河くんの言うとおりにするから」



「・・・・」


いぶかしげな慧の顔。



―要するに咲ちゃんは、その白河くんて子が好きなんだ


(え?)