待ち合わせの場所にはすでに伊吹君がいた。

伊吹君の私服を見るのは2回目だけど、今日の伊吹君は前と違う。

_______________彼氏の伊吹君だから。


「い、伊吹君!お待たせしましたっ」


やや緊張気味に伊吹君にあいさつ。


「……」

「伊吹君?」


私と目があった瞬間、黙っちゃった。


「どうしたの?具合悪い?」

「え?あ、いや、なんでもないです。行きましょう」

「あ、うん」


気のせい、だったのかな?