途中、視線が気になってしょうがない。 だいたい、スパイク買うだけでなんでこんなオシャレをしなくちゃいけないの! なんだか沙羅ちゃんを恨みたくなってきたよ……。 °*•°*•°*•°*•°*• 待ち合わせ場所には5分前に到着。 なのにもう伊吹君は来ていた。 「おはよう。って、もうお昼か。ごめんね、待たせちゃったかな?」 左手の腕時計を見る。 「いえ、僕も今来たとこですよ。行きましょう」 「あ、うん」