伊吹君がニコッと笑う。

私にできることって、応援するだけなんだな。

ちょっと悲しい。


「でも先輩」

「え?」

「俺、先輩がキスしてくれたらもっと頑張れます」

「……はぁ!?」


ちょっとちょっと?

今なんて?キス?みんなの前で?

部公認だけど、さすがにそれは……。

なんて思ってたのに、