「可愛いのに、もったいないよね。」

「えっ?なに??」

「別にー。」


可愛いって聞こえたけど、
誰のこと言ってるんだろう?



授業が始まり、
黒板に書いていることをノートにうつしていく。
こうやって、何ともない普通の日常も、
なくなってしまうんだ。


1日1日大切にしていかなくちゃ。



授業が終わると、女子達は深田くんの周りにいて囲む。
優しいし、頭いいし、スポーツ万能。
みんなが好きになるのも無理はないよ!


でも私は…なんだよなぁ。


あんまり喋ったことないからなんだけど。