「ひどいなー。」

「だって、突然過ぎるんだもん。」

びっくりを通り越してこわいよ。


「みずきにいい思い出作ってほしくてさ。」

「勇希…」

その優しさ、もう十分だよ。

私のために前売り券買ってくれて、嬉しいよ。

勇希が隣にいるだけで幸せなのに、そこまでしてくれるなんて。



私からも勇希に何かプレゼントしてあげたいな。




「次さ、水族館行く?」

「えっ?今から?」

「違う違う。今度!」

「行きたい!!イルカとか見たい♡」

イルカ好きー!



「決まりだな!」


次の計画立てるのも即決まった。


楽しみだなー。

勇希と水族館かー。


飲み物を飲み干し、
外を出た。


夕方を過ぎ、帰る頃。