今、思い出すだけでも…恐ろしい


私は、思わずブルッと身震いする。



…でも、今の悠希ことを詳しく聞くチャンスでもあるわけだし…。


向き合うって決めたからには、自分から行動しなくちゃダメだよね。 



1人で決意を固め、私は心の中でそう呟いた。




───…


「じゃ、凛!また明日大学でねー!」


「うん。晴海また明日!今日はありがとね」



晴海と大学付近で別れ、数分後。


広瀬くんから


『明日の夕方16時頃、駅前のカフェで待ち合わせはどう?』


と、LINEがきた。


私は、“わかった、じゃあ、明日ね”と、だけ打ってスマホをポケットに戻す。