…急に、どうしたの!?


唐突な質問に、思わずドギマギしてしまう。


いやいや、広瀬くんからしたらこういうのが普通のコミュニケーションなのかもしれないし…自意識過剰は、ダメだよね。


『もちろん私も、いろいろ助けてもらったし、いい人だなって思ったよ』


と、打ち、最後に“ありがとう”のスタンプをつけておいた。


すると、


『そっか。そう思ってもらえたなら嬉しいな。』

と、メッセージが返ってきて、少しホッとした。


…やっぱり、深い意味はなかったんだ。


『本当、広瀬くんには、あの時優しくしてもらえて嬉しかったよ』



「ねぇねぇ、広瀬くんなんて??」


さっきから、私たちのやりとりを黙って見ていた晴海が痺れを切らしたのか私に尋ねてくる。