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修学旅行当日。






朝6時に集合。............だったのに。











zzzz....んっ?






「あーーーー!!!!!!!!!!」





やばい。このままじゃ遅刻する
あたしは急いで起きて準備をした。





そういえば体操服着ていくんだっけ。





そういって急いで着替え、髪の毛を整え、顔を洗ったりして歯も磨いた。
幸いなことにこの前から旅行の準備は済ませてあったので何とか早めに家を出ることができた。







〜〜〜〜〜

学校到着

〜〜〜〜〜




「なんだ、愛川。寝坊してギリギリに来るとか小学生かよ」



そういって私を馬鹿にするのは小学校の時から中1まで3年間好きだった堀岡一樹(ほりおか かずき)。



「うるさいなぁ〜、なんでそんなこと知っt...あっ⁉︎」


待て待て待て待てなんでこの人寝坊したこと知ってんの⁉︎⁉︎





あり得ないってホントに




パニックになってる私を堀岡はさらにからかう。




「おっ。冗談で聞いたつもりだったのにまさかの図星かよだっせー」





「もういいから!」



そういってあたしはみんなが待つバスの中へ入り自分の席を探した。




いくらなんでもさー、だっせーとか言いすぎじゃない⁉︎
もぉ.....ほんと堀岡いつもあんな感じでからかってくるから最近よく言い争いとか結構してるなぁ。



まぁ小学校からの知り合いだから別に言い争いも楽しいんだけど。笑笑





バスの中はものすごくジャングルみたいにみんなテンション高かった。



男子に関してはもうゴリラ以上。
サバンナ並みにすごかった






あたしはとりあえず
希恋が空けておいてくれた席に座った。







隣は希恋。
反対側は窓。



なにこれ最高じゃん。







「なになに澪音。寝坊??」


「そうだよ、寝坊だよ!」




そう強めに言うとキャッキャと笑いからかう希恋。



希恋までそんなこと言うのか......でも希恋なら許そう大好きだもん!






堀岡は......許さん。←


そう心の中で念じながら堀岡の方を見るとこの念が伝わっていたのか寒気がしたとか言っていた。




そうこうしてるうちにバスは出発し、目的地へと向かっていた。








外の景色を見ているうちに寝坊したけど自分の中ではかなりの早起きだったためか眠気が襲ってきた。





寝ようかな......







ちらっとみんなの方を見ると、
相変わらずテンション高かった。



みんな早起きなのにテンション高いなぁー....そう思って隣を見ると。






スースー寝息を立てて寝ている希恋がいた。





希恋は家から学校まで遠いからだいぶ早起きしたんだろうなぁ、そう思いつつ私は眠りに入った。