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時が経って7月下旬。
私は夏休みを迎えていた。




この時期にもなると私は松葉杖を持たなくても歩けるようになった。
その代わり松葉杖の代わりとゆうか、歩ける具合に足を固定する器具みたいなものをしていた。






この器具のおかげでね、少々歩けるし、少しだけ走れるようにもなったの!!







でもこの器具高いんだよ?
しかもさ、今夏でしょ。だからこの器具つけてると足が痒くなるしなんて暑いこと。笑







この時期にもなると引退試合がある。
私はもちろん出てないけれど、応援だけ。
最後にみんなのためにホームラン打ちたかったな。







自分で言うのもアレだけどソフトボール部副主将、四番バッターで顧問の先生や周りの子からすごく信頼されてるんだなと時々思うことがある。






負けたらあたしたちの学年は引退。
だからこそ最後の試合出たかった。





すごく悔しかった。
こんな怪我のせいでみんなに迷惑かけてさ。
怪我して焦る気持ちは怪我した人にしかわからないって言うけどまさにその通り。
それで喧嘩もしたしさ。




でも最後はやっぱり仲間としてみてくれるわけで。
引退して夏休みになると部活同期だった子のお母さんが家に来て今までの写真を現像してきてくれたり、みんなお見舞いに来てくれたりしてくれて嬉しかった。





それと同時に入院の日にちが迫ってきてる。




私は中学最後の夏休み、悔いのないようにそれまでたくさん遊んだ。
ユニバも行ったし、甲子園見に行ったし、一緒にお泊りもしたしめちゃくちゃ楽しかったの覚えてる。







それに友達や先生からは、
「入院してる時ちょこちょこお見舞いに行く!」と言ってくれたりして。







少し悲しかった入院も楽しみを感じさせてくれるようになった。