そう、避けてたのはあたしだけじゃない。
澪もあたしを避けてたんだよ。


あたしはドキドキしながら
運ばれてきたコーヒーを飲む。


「あー…裕介と、何かあったのかなって思って」

ブフォォォォ!!

「ちょっ、ちーちゃんっ大丈夫?」

いきなり裕介の名前出すから…
びっくりして吹いちゃったじゃない。


「だ、大丈夫…」

テーブルの上を拭きながら
あたしは顔が赤くなるのを感じた。

だって、合意したわけじゃないけど、
初の告白だもん、恥ずかしい。


「ゆ、裕介とは何もないよ!!」

「本当?」


澪はすごく疑いの目でみてくる。

あぁ
そんなに見つめられると…


「こっ告白された…」

ガシャンッ


「ちょっ、澪!?
メロンソーダがっ…」


澪は我に帰って

「あぁ!拭かなきゃ!
で?なんだっけ?」

って…。


もう…危ないんだから…

「だからっ、告白されたの!!
でも断ったよ!!」