朝一番、美生の元気過ぎる声に起こされた。
「……何」
寝起きが悪い……もとい、いい方でない俺は、顔を顰めつつ美生の性格はここ2日間で掴んでいたので、渋々起き上がって部屋を出た。
すると、昨日買ったエプロンを身に纏い、ニコニコと笑っていた。
……嫌な予感がする。
「これ!これで遊ぼうよ」
そう言って、背中の後ろに隠していたらしいものを俺に差し出す。
それは──
「……Woo?」
テレビゲームのリモコンだった。
キラキラと目を輝かせた美生が、興奮気味に口を開く。
「Wooって言うんだ!使ったことないから知らなかった」
「Woo知らないヤツとかいるんだ……」
「ゲーム買ってもらえなかったからさ」
「……何」
寝起きが悪い……もとい、いい方でない俺は、顔を顰めつつ美生の性格はここ2日間で掴んでいたので、渋々起き上がって部屋を出た。
すると、昨日買ったエプロンを身に纏い、ニコニコと笑っていた。
……嫌な予感がする。
「これ!これで遊ぼうよ」
そう言って、背中の後ろに隠していたらしいものを俺に差し出す。
それは──
「……Woo?」
テレビゲームのリモコンだった。
キラキラと目を輝かせた美生が、興奮気味に口を開く。
「Wooって言うんだ!使ったことないから知らなかった」
「Woo知らないヤツとかいるんだ……」
「ゲーム買ってもらえなかったからさ」