巡逢~茜色の約束~
青春・友情
完
3
砂倉春待/著
- 作品番号
- 1169626
- 最終更新
- 2018/09/15
- 総文字数
- 121,549
- ページ数
- 374ページ
- ステータス
- 完結
- PV数
- 140,696
- いいね数
- 3
全てを諦めた俺に、生きることの強さを教えてくれたのは君だった。
「千速くんにはまだ、しなきゃいけないことが沢山あるよ」
「もう苦しまないで……」
生きていけると思った。
君とならもう一度、って。
だけど君には、どうしても言えない秘密があった──。
「千速くん、……ごめんね」
「流石にもうわかるよね」
「生きて、千速くん……!」
茜色の空を見上げては、今でも思い出してるよ。
君と過ごした日々と、あの約束を。
*:..。*゚¨゚゚・*:..。*゚¨゚゚・*:..。*゚
君は今、笑っていますか?
*:..。*゚¨゚゚・*:..。*゚¨゚゚・*:..。*゚
目次
-
Promise of the madder red
- 【Prologue 追憶】
- 【Promise01 出会いは茜色】
- 【Promise02 黄昏に揺れる】
- 【Promise03 見えない境界線】
- 【Promise04 響く雨音】
- 【Promise05 隠された孤独】
- 【Promise06 一歩前へ】
- 【Promise07 夜明け前の夢現】
- 【Promise08 心惑わす月】
- 【Promise09 塗り潰された未来】
- 【Promise10 色褪せない今を】
- 【Promise11 星降る街】
- 【Promise12 涙のバースデー】
- 【Promise13 疑惑の欠片】
- 【Promise14 希望と絶望の道標】
- 【Last promise 茜色の約束】
- 【Epilogue 巡逢】
-
Postscript
-
【ネタバレ注意】あらすじ
この作品のレビュー
2016/08/18 23:54
投稿者:
夢雨
さん
何度でも、立ち上がる
死にたいとか、死んだほうが楽かもとか、そんなふうに思ってしまう瞬間が人生に一度くらいはあると思う。でも、それを救ってくれる誰かや、なにかはきっとある。そう信じさせてくれるお話でした。 美生の痛いくらいにまっすぐな言葉がいちいち胸に刺さります。でも、そんな美生に千速がどうしようもなく惹かれたの、すごくわかる。 誰もが愛されているんだよなあと思わされました。ここに生きて、幸せになる権利を、みんな持ってる。誰かを愛する心を持ってる。だから何度つまずいても立ち上がれるし、その『誰か』のために生きなくちゃいけないんだ。 美生が千速にくれた強さを、画面から直接、わたしももらえたような気持ちです。 とても力強い想いを持った言葉にあふれたお話でした。読後にはきっと、大切な人に会いたくなっています。
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