「どうしたの?あなた変よ。」



用意された服を着て、ミルクティーの置かれた席に座った。



「話しなさい、楽になるから。」


「…失恋しました。」



そう言ったら、麗華さんが笑った。



「愛歌が失恋?何その奇特な相手の子。」

「私が失恋したら、可笑しいですか?」


「だって、あなた程の美人はなかなかいないわよ?それに親はお金持ち。本人も将来有望株で勉強もできる。
こんな好条件をお断りするなんて、勿体無いわよ。」



色々つっこみどころはあるけれど、スルーしよう。