「…輝、もし、ね?」



何で!?


口が勝手に動いて、音を出す。



「もし、私が…」



輝が私の様子がおかしいのに気が付いたんだろう、
ベンチから立ち上がった。



「私が、utaとしてずっと歌うって言ったら…」


「愛歌…?」



ここまで言ってしまったのなら、もう止められない。