いつの間にか、手に力がはいってグッとガッツポーズをしていた。

あ、あぶないあぶ……バンッ‼︎

音と共に痛みが、頭にきた

「いったーい…なんだよたけちゃーん」

「なんだよじゃない。相川、お前どーせ彼氏作ることしか考えてないだろー」

どっと、クラスに笑いがおこる。

「ちっ!ちがっ!ちがちがっ!ちっ…」

「ん?なんだ?かみまくりだぞ?(笑)違うって言えてないぞ?なんだ、図星か?」

「たっ!たけちゃんのくせに生意気!」

「たけちゃんは先生だぞ!立派な立派な大人だぞ!」

えっへん と言わんばかりのドヤ顔で私をみた。

すると、男子が
「相川おまえたけちゃんと付き合っちゃえよー(笑)」

女子からも、
「毎回毎回、イチャイチャ見せつけられて早く付き合えってのー」

ななななに考えてんのよ!

たけちゃんは先生だし、そもそも人のことバカにしてくるような人なんかと誰が付き合うのよー!


「ありえ「別に俺はかまわないぞー」

はああああああ⁈

「たけちゃんまで⁈」

「いーじゃん!お似合いお似合い!」

クラスの皆んなも…

絶対バカにしてるよね

「ちょっ、誰がこんな人と!」

あっりえない!


「冗談冗談♪ 女子高生の相手するなんて、先生にはそんな暇ないんですー♡」

ちょ、なんで私がふられたみたいになってんのよ。

「残念だったなー相川ー。」
「なんか、ごめんなー。相川」
「次の恋よ!頑張ろ ゆうきちゃん!」

なんなの、みんな !

あたしふられてませんけど⁈
いや、告白してませんけど⁈